2024.11.26
お肉に含まれるMSGについて知っておくべきこと
多くの食品で使われる旨味調味料「グルタミン酸ナトリウム(MSG)」。食品業界ではE621とも呼ばれ、食品に旨味を与える一方で、健康面の理由などから、摂取を避けたいと考える消費者もいます。MSGの健康への影響に関する議論から、MSG含有の明確な表示の必要性がアメリカや日本を含む多くの国で促されています。ここでは、お肉に含まれるMSGについて、また、MSGが使用されているか確認する方法をご紹介します。ご自身やご家族のために安心して選べる知識を身につけましょう。
MSGとは。なぜ肉製品に使用されるのか?
まず、MSGはグルタミン酸というアミノ酸から作られる旨味調味料です。このアミノ酸は多くの食品に自然に含まれているものです。MSGは塩や他の調味料を過剰に加えることなく旨味を引き立てることができるため、加工肉やソーセージ、缶詰の肉などの肉製品に使用されることが多く、風味や保存期間を改善します。
ベーコンにMSGは含まれる?
グルタミン酸は、ベーコンなどのタンパク質が豊富なさまざまな食品に自然に含まれています。しかし、風味を強調するために、MSGをさらに加えてベーコンを生産する企業もなかにはいます。これが、消費者にとって望ましくない添加成分です。肉製品にMSGが追加されているか確認するには、成分表を読むことが大切です。日本やアメリカでは、食品に直接MSGが使用されている場合、表示が義務付けられているため、簡単に確認できます。これは、アメリカでは連邦規則、日本では厚生労働省によって規定されているものです。この表示ルールは、添加物に細心の注意を払いたい消費者に対する安全性と透明性を確保するための取り組みです。
MSGを確認するために重要なキーワード
MSGの表示用語を理解することで、購入する製品について十分に理解し、MSGを含むものを見極めることができます。MSGやグルタミン酸を含む可能性のある一般的な成分名には以下のようなものがあります:
- ・グルタミン酸ナトリウム – MSGの正式名称
- ・加水分解植物タンパク – 自由グルタミン酸を含む
- ・酵母エキスまたは自溶酵母 – 自然なグルタミン酸を含む
- ・アミノ酸調味料 – 日本ではMSGを示す表現
例えば、日本ではMSGが「アミノ酸調味料」として表示されることがあり、グルタミン酸を含む加水分解タンパク質も「自由グルタミン酸を含む」として表示される必要があります。アメリカでは、MSGを含む製品は成分リストに明確に表示されます。
MSG使用していないジョーンズデイリーファームのベーコン
ジョーンズデイリーファームでは創業以来、MSGなどの人工調味料を一切使用していません。例えば、ジョーンズデイリーファームのノーシュガーベーコンの成分表示を見てみると、最も基本的な成分のみが含まれており、家族に安心して提供できる製品であることがわかります。
また、ジョーンズデイリーファームのオールナチュラルソーセージもMSGを含んでいません。ジョーンズデイリーファームは、伝統的な製法と100年以上の歴史あるレシピを基にしたプレミアム品質の製品づくりを誇りとしています。
参照
https://www.healthline.com/nutrition/msg-good-or-bad#what-it-is
https://www.nature.com/articles/s41538-023-00178-2
https://kokorocares.com/blogs/blog/msg-monosodium-glutamine-what-it-is-and-how-to-spot-it-in-japan
https://thekitchentoday.com/does-bacon-have-msg
https://www.fda.gov/food/food-additives-petitions/questions-and-answers-monosodium-glutamate-msg
https://www.mhlw.go.jp/english/